プログラミングの始め方〜必要なものや学習方法についても解説〜
「プログラミングに挑戦したいけど何からすれば良いか分からない」「プログラミングには何が必要なんだろう」
プログラミングに興味があっても、具体的な内容までは知らない方もいるでしょう。そこでこの記事ではプログラミングによってできることや必要なもの、始め方を解説します。これからプログラミングに挑戦してみたい方はぜひ最後までご覧ください。
プログラミングでできること・作れるもの
プログラミングを始める前に知っておきたいのが、「プログラミングで何ができるか」ということです。
プログラミングとはコンピュータに指示を与えることで、Webサイト・ゲームやアプリ・システム開発・機械学習など、実にさまざまなものが作れます。以下でそれぞれどのようなものが作れるか解説します。
Webサイト
私たちがいつも見ているインターネットのサイトは、プログラミング技術によって作られています。おしゃれなデザイン・クリックするボタン・ポップアップウィンドウなどもプログラミングによるものです。
プログラミングができれば、ブログや個人のサイトはもちろん、企業のHPやECサイトなどさまざまなサイトが制作できます。
ゲーム・アプリ
ゲームやアプリもプログラミングによって作られています。
ゲームはスマホやパソコンのものだけでなく家庭用ゲーム機も同様です。アプリはさまざまなジャンルのものがリリースされていますが、SNSも含めたあらゆるアプリにプログラミングが使われています。
システム開発
システム開発では、企業が業務効率化や情報管理を行うためのシステムを構築しています。
プログラミングによって、顧客管理システム・会計システム・在庫管理システムなど、さまざまなシステムを開発できるのです。
機械学習
機械学習、いわゆる人工知能・AIもプログラミングによって制作できます。
人工知能と聞くとOpenAIのようなものを想像するかもしれませんが、企業のサイトによくある自動応答もこれに該当します。ほかには画像認識・音声認識・自然言語処理など、さまざまな機械学習モデルがあります。
人工知能は特別なものと思われがちですが、このように私たちのかなり身近なところで活用されていることが分かるでしょう。
電子機器制御
電子機器制御は、マイコンやセンサーなどの電子機器をプログラミングによって制御する技術で、組み込みとも呼ばれています。
一般的な家電製品はもちろん、ロボット・自動車・エレベーターなど、実に多様な製品のプログラムに用いられています。近年のIoT技術の発展により、さらに重要となるでしょう。
プログラミングに必要なもの
プログラミングを始めるなら、パソコン・インターネット環境・開発環境の3つは必須です。以下でそれぞれ解説します。
パソコン
プログラミングといえば、パソコンは必須です。基本的にOSはWindowsでもMacでも構いませんが、何を作りたいかによって向き不向きがあるため注意してください。
例えば、プログラミングでパソコンゲームを作りたいならWindowsの方がおすすめです。パソコンゲームは大半がWindows対応となっているからです。もちろんスマホゲームであればまた異なります。一方で、エンジニアを目指す過程でプログラミングを始めたいならMacの方がおすすめです。
OSのほかにはスペックにも注目しましょう。
- ストレージは256GBのSSD
- メモリは16GB
- CPUはCorei5
概ね上記のスペックを最低限満たしておくと、学習や開発がスムーズになります。
インターネット環境
インターネット環境もプログラミングには不可欠です。
Web開発ではそもそも必須ですが、プログラミングを学習する過程でもインターネット環境がないと挫折してしまうでしょう。
オンライン教材やチュートリアルの利用、情報収集をはじめ、オンラインでのコードの共有やほかのプログラマーとの交流の際にも欠かせません。
開発環境
プログラミング未経験の方にはピンとこないかもしれませんが、コードをただ書くだけではプログラムは動きません。書いたコードを動作させるためには開発環境が必要です。開発環境とは、プログラムを動かすためのソフトやハードを指します。コードを書くための「テキストエディタ」をはじめ「コンパイラ」「デバッガ」など多数のソフトが含まれます。
開発環境の中でも、初心者にはIDE(統合開発環境)がおすすめです。IDEには、上記の開発環境に必要なソフトが統合されています。非常に便利なので、これからプログラミングを始めるなら、使用する言語に合わせたIDEを選んで使ってみましょう。
プログラミングの始め方
プログラミングを始めるなら、一般的に以下の手順で行うと良いでしょう。
- 作りたいものを決める
- プログラミング言語を決める
- 開発環境を用意する
- コードを書く
- 作品を作る
それぞれの工程について解説します。
1.作りたいものを決める
まずはプログラミングをすることで何を作りたいか明確に決めましょう。Webサイト・スマホアプリ・ゲーム・システムなど、何か作りたいものがあるはずです。明確に決めておくと、目標設定にも役立ちます。
また、具体的なアイデアが浮かばない時は、自分が普段よく使っているアプリやソフトをイメージすると良いでしょう。〇〇のようなアプリ・△△のようなゲームを作りたいといった決め方でもOKです。最初は模倣のようなものでも良いので作りたいものを決めて、次の工程に進みましょう。
2.プログラミング言語を決める
作りたいものが決まったら、それに適したプログラミング言語を選びましょう。また、言語によって難易度も大きく異なるため、注意が必要です。初心者向きといえる言語の例を以下に挙げます。
- JavaScript:Webサイト(フロントエンド)・Webアプリ
- Ruby:Webサイト(バックエンド)・Webアプリ
- Python:Webアプリ・AI
- PHP:Webサイト(バックエンド)・CMS
上記の言語は比較的初心者でも始めやすいものばかりです。しかし、そのほかにも多数あるため、プログラミング言語の詳細が気になる方はこちらの記事で確認してみましょう。
3.開発環境を用意する
必要なプログラミング言語が決まったら、開発環境を用意しましょう。代表的な開発環境としては、Visual Studio Code、Sublime Text、Eclipseなどが挙げられます。
また、IDEであれば、テキストエディタ・コンパイラ・インタープリタ・デバッガなどのツールが含まれています。初心者なら、無料のIDEを利用すると良いでしょう。
4.コードを書く
開発環境が整ったら、いよいよコードを書きます。最初は簡単なプログラムから始め、コードを実際に書いて正常に実行できるかを繰り返していき、徐々に難易度を上げていきましょう。インターネット上には、多数のプログラミング学習サイトやチュートリアルがありますので、それらを参考にしながら学習を進めることをおすすめします。
5.作品を作る
ある程度コードを書けるようになったら、実際にサイトやアプリなどの作品を作ってみましょう。最初はシンプルなものから始めて、徐々に複雑なものに挑戦していくとスムーズに進められます。
また、作品ができたらポートフォリオを作ると良いでしょう。今後、仕事につなげたいと思った時に役立つかもしれませんよ。
プログラミングを学習する方法
プログラミングを学習するには、大きく分けて2つの方法があります。独学でもスクールでもプログラミングは習得できますが、それぞれ向き不向きがあるため注意してください。
独学で学習する
独学で学習する場合は、書籍やWebサイトなどの教材を使って、自分で学習を進めていきます。
メリットとしては、時間や場所に縛られずに学習できること、費用を抑えられることが挙げられます。一方で、分からないことがあってもすぐに質問できない、モチベーションを維持しにくい点はデメリットといえるでしょう。
独学でプログラミングに挑戦するなら、目標設定をしてモチベーションを維持し、質問できる場を見つけると継続しやすいかもしれません。
そのほか、プログラミングを独学する際のポイントや注意点はこちらの記事で解説しています。
スクールで学習する
プログラミングのスクールは、オンラインオフライン問わず多数あります。スクールなら、プロの講師から直接指導を受けられるため、分からないことをすぐに質問できるのが最大のメリットです。一方、デメリットとして費用がかさむことは否定できません。
独学だと続かなさそう、効率よく勉強したい、といった方はスクールを利用すると良いでしょう。また、スクールによってはIT企業への就職に向けた実践的な内容を扱っています。そのため、基礎から学んで仕事にしたい方にもおすすめです。
まとめ|プログラミングを始めるなら、つくりたいものをまず考えよう
プログラミングを始めるなら、まずは何を作りたいかはっきり決めましょう。作りたいものが明確になれば、自ずと適した言語や開発環境も分かるはずです。プログラミングの学習は独学でもスクールでもできますが、挫折しやすい場合はスクールを利用した方が良いかもしれません。自分に合ったやり方でプログラミングを習得できるようチャレンジしましょう。
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